地方から都市に人が集まって、煩わしいご近所さんがいなくなって、都市に住む人々は孤独になったように思う。
そうした中で、茶飲友達は、ある人々には救いになっていた…のは間違いないのだけど、お金でつながる関係はやはり脆いんだよなあというのが感想。さびしい話だ。
引退した世代が現役以上に豊かな生活を送れるのは〜的なセールストークは、社会保障で世代間の対立が高まっているのを考えると皮肉でしかない。最後は血縁というオチも全く救いにならない。
日本人はもっと陽キャになって、貪欲に出会いを見つけにいくしかない(チリの独身シニアライフを描いた「グロリアの青春」を見るべし)。あと、社会保障が足りないという感想を書いている人多いけど、それこそ正しさに囚われている発想だなと思う。買っていた人も売っていた人もほとんどはお金に困っていない。マナもそう。孤独はお金では埋められないんじゃないかな。
