yuri

茶飲友達のyuriのレビュー・感想・評価

茶飲友達(2022年製作の映画)
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苦しかった
性を売買するシステムについては、女性が傷ついている限りどちらかといえば否定的に考えているけれど、この映画では、私は誰かが間違っていた、とは言えない

結局のところ、対価の発生する安らぎ、性的な充足はまやかしなのだろうか
お年寄りの孤独、死に近づく中で人に触れることを求める気持ちを想像するけれど、きっと私には本当には理解できないのだと思う

そこにあった笑顔や安らぎは間違いなく本物だったとしても、ファミリーがあって救われたのは本当にはマナだけだったのかもしれない

法の狭間でぐらぐらした足場に築かれた家族は、いざ危なくなれば、皆逃げ出してしまうような脆さを抱えていた
実話を元にしているから初めからどうなるかがわかっていて、笑顔の場面でも辛かったな
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