漂流するんだよ、団地が、小学生数人を乗せて。そんな話。
始まって数分は、いまだステレオタイプの小学生の描写とセリフ、そして冒険に辟易しそうになるが、ここ近年公開された映画ファンにはなぜか高評価だけど個人的に嫌いなアニメ映画達よりも、これ見よがし感がないから良いなぁと。
どのシーンを切り取っても作画は間違いない。食べ物も美味しそう。
ただ集中して見ている時でさえ、時折、新海誠とジブリと超平和バスターズを混ぜたような絵柄だなと感じてしまう。
特に後半にかけて、メインのキャラがジメジメと暗くなっていく。まぁ、漂流してるし、色んなものを抱えてるから当然ではあるんだけど、観ている側にとってはちょっと辛い。
ちゃんと血も出る。
終盤にかけて大掛かりな見せ場があって、そこは好き。劇中一の名シーン。
グランドシネマサンシャインの大きなスクリーンと良い音で鑑賞できて良かった。
完成披露試写会ということで、登壇した監督とキャストも、人柄が出ていて笑いが絶えず、良かった。