アタラシ

マクベスのアタラシのレビュー・感想・評価

マクベス(2021年製作の映画)
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とてもベルイマンでドライヤーなルックのブリュノ・デルボネルの美しいモノクロ撮影の世界が似合うマクベス。どこか『第七の封印』の香りのする世界観はとても自分好み。野田秀樹の演劇での出演で日本でも知名度のあるキャサリン・ハンターをちゃんと劇映画で見たのは初だと思うけどなんとも鮮烈。フィジカルな演技に長けた人だそうたけどあの腕をぐにゃりとさせてたのおそらくCGじゃないんだろうね。すごい。そしてなんと言ってもフランシス・マクドーマンド、もう4度目のオスカー主演女優賞これで取っちゃってもいいのでは、と思う。映画自体とは関係ないけど水たまりの淵に一人立つ魔女が水面に映ると二人になってて「三人の魔女」であることを表してるところ、水面の二人に字幕がかかっちゃってたのは映像を体感する上で残念だったな。
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