やきうどん

聖闘士星矢 The Beginningのやきうどんのレビュー・感想・評価

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)
1.5
まず一番の問題はアテナ役。スクールカースト最上位の意地悪チアガールにしか見えない。それも老け顔で30歳以上に見える。その辺歩いてる女性100人並べて誰がアテナ役でしょうってクイズ出しても、多分最後の方まで選ばれないレベル。ブスではないけど、あまりにもアテナ要素が皆無で何故彼女をキャスティングしたのか訳がわからない。
それにカシアスが小さい。2メートル位の筋肉俳優いくらでもいるだろ。何故あんな中途半端な無精髭を選んだのか。
真剣佑はかっこいい。多分見た目だけなら今日本人で一番かっこいいと思う。実写版見てないけど、ゴールデンカムイはせめて真剣佑でやってほしかった。筋肉的に。ラストの真剣佑の上半身ヌードは女子達はたまらないと思う。

聖衣のデザインがダサ過ぎる。何故あんな地味な鉄兜にしたのか。元のデザインそのまんまだとコスプレにしか見えないからとしても、あまりにもデザインが悪い。雑兵にしか見えん。

面白いシーンが一つも無かったけど、シンフォニックなペガサスファンタジーが流れた時はやっぱり心にくるものがあって自分の中にも小宇宙を感じた。

Beginningと銘打つ位なら聖闘士を仕込む所から作れば良かったのに。稀代の性豪、変態助平破廉恥老人の城戸光政が世界を救うという大義名分に託けて世界各地を飛び回って私生児100人を無責任に作りまくるって内容の胸糞映画にした方がまだマシだった。城戸光政役は高島校長以外ありえない。寄生獣の「寄生虫、いや寄生獣か」みたいな感じに「聖闘士、いや性淫人か」みたいな決め台詞で城戸光政を断罪して欲しい。

評判だけ知ってたから予想はしてたけど案の定ドラゴンボールとかファイナルファンタジーみたいな超解釈のただの馬鹿映画だった。聖闘士星矢ファンは不満しか無いだろうし、聖闘士星矢を知らない人は設定等の説明不足過ぎて意味不明だろうし、何を期待してこれを作ったのか不思議に思う。
当然の様に俺たたエンドだった訳だけど、それを車田正美作品で作ってるのが偶然ながら趣深い。
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