純粋な楽しさMAXが一時間半。子ども達が熱中して満員の劇場が静まり返る（途中拍手も聞こえる）。ポスターと一緒に写真撮影している姿もなかなか見られる光景ではない。
これが論争にもなるのもよくわかる。基本的に頭の堅い評論家受けが悪いのも当然だが、その脚本も途中の亀を飼おうとか細かいネタをよく拾っていて案外芸術点高い。鮮やかとさえ思う。ピーチ姫の描き方ひとつとっても米映画のくたびれた紋切り型とやや違う人間的な息づかいがあって良い。
配管工が主人公の映画かつてあっただろうか？ルビッチの「小間使」ぐらいしか思いつかない。本来派手さはない市政の主人公たちの活躍。まあまさかレインボーロードでマッドマックスやるとは思わなかったが…。（シンプルすぎる構成も実は似てる）クッパの歌は完全にジャイアンリサイタルだし。
こういうやりたい放題やって作り手側も楽しそうかのが尚素晴らしい。こんな生き生きとした米映画久々かも。
