ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの国家権力のネタバレレビュー・内容・結末

ニューヨークで"スーパーマリオブラザーズ"という屋号で配管工を営む兄弟が、ブルックリンで発生した原因不明の水害をこれビジネスチャンスと勝手に馳せ参じたところ、下水道の奥に謎の空間と緑色の土管を見つける。謎の土管に吸い込まれたマリオとルイージは、異世界に飛ばされ、離れ離れになってしまう。巨大なキノコが生い茂り、謎の巨大生物が闊歩する"キノコ王国"に飛ばされたマリオは偶然通りがかった"キノピオ"と名乗る喋るキノコと出会い、ルイージが恐ろしい力を持つクッパと呼ばれる生物のテリトリーに落ちてしまったことを知る。マリオはルイージを助けるため、キノコ王国の姫"ピーチ"に助けを求めることにするが、キノコ王国はスーパースターを手に入れたクッパの魔の手が近づいていた。という話。

言わずと知れた世界的人気で、知らん人はまず居ない有名ゲーム「スーパーマリオ」の劇場版。
数々のコレジャナイ映像化作品を生み出してきたマリオ映画。
マリオと共に成長したマリオど真ん中世代が作る、2023年のマリオ映画では、ツンツンヘアーの長舌おじさんでも、和田アキ子の声でもないクッパがスクリーンでようやく拝めます。

時間的にちょうど良かったため3D吹替版で視聴。

お話は奇をてらわない、王道ストーリー。
マリオシリーズの要素をこれでもかと注ぎ込み、85年のヒット洋楽も入れこむオッサンホイホイ。
ただまぁ、ファミリー向けハリウッドアニメ色がかなり強いので、苦手な人は苦手かも。

BGMはゲーム原曲のアレンジがふんだんに使われており、マリオの世界にどっぷり浸れる。
タヌキマリオになった時に3のBGMのアレンジが流れた時はグッと来た。
マリオの映画としては、申し分ない出来。

ネガティブなルマリー（よろずやチコ）が「死は救済」と連呼するのはすごい面白かった。

クッパとカメックのジャムセッションのシーンは、まだYouTubeすら無かった時代にネットに上げられたMartin Leung氏による元祖演奏してみた動画の再現。満員の劇場で一人気づくか気付かないかでしょこれ。