ぷん

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのぷんのレビュー・感想・評価

4.1
街の配管工員として家族や社会に認められたいマリオとルイージ、ひょんなことで別の世界に行く

文句がつけられない位100点を叩き出す映画

この映画を見る全年齢層が楽しめる要素が全て詰め込められて一時間半弱で収められるという優秀さ

負け組が努力で成功し認められるという100点ストーリーで、美しい女性との結婚がゴールという歪んだ着地点も上手いこと避けてるのもお見事

かなり原作寄りになっていて、ニンテンドーで遊んだことがある人は何か一つは引っ掛かる要素があったのではないだろうか?聞いたことあるBGMや見たことあるキャラクター、ゲームの要素、それが全て目配せになってるのではなく自然な形でストーリーの一個の要素として成り立ってるのもすごい

この作品がヒットするのは客層の変化も感じる、シン仮面ライダーの時にも感じたが、再構築系の映画については「前作との解釈の一致」が第一条件なのだと思う
・前作と比べて,大事なビジュアルや要素に大きな変化をさせないこと
・ストーリーのプロットも基本的には前作と同じで現代版にアレンジすること
・映像の質が現代で作る最高品質であること
上の三つの条件さえクリアできれば、観客から最低限のラインの評価はもらえるのではないだろうか、そしてこの映画はこのラインを全てクリアしこの評価なのだと思う

資本主義のこの社会では多くの客に見てもらい、且つ"一般客でも満足がいく評価を数多く得る"ということが重要視されてるとこの映画で感じた
ぷん

ぷん