まっと

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのまっとのレビュー・感想・評価

3.0
土管によって、ゲームキャラが生きている世界に繋がっているニューヨーク。
マリオ一家はイタリア系移民なんだな。リトル・イタリーは最近中華系に侵食されているからブルックリンに引っ越したのかな。

ストーリーは王道的というか予定調和。あまりヒネリもないけど、任天堂的微温世界ならこんなもんでしょう。

ドンキーコング出てくるけど、マリオって「ドンキーコングJr.」では悪役なんだよね。闘いを見ながら、そんな黒歴史を思い出した。

囚われてる青い星のキャラが「死は安息」みたいな言葉を吐いてて印象的。こいつだけが任天堂的世界から逸脱していて面白い。
所詮、ゲームの世界はいかにリアルでも電源を切れば闇に帰する。そんなようなことも言っていた。

ぶっ飛ばされても傷一つ負わず、ゲームオーバーしてもコンテニューすれば復活するような無限の命を持つゲームキャラの中で、青星だけが生身の生物のような一回だけの生を生きているように思える。こいつを敢えてぶっこんできた意図について、監督の話を聞いてみたい。
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