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ペルセポネーの泪のssr701のレビュー・感想・評価

ペルセポネーの泪(2021年製作の映画)
1.4
WOWOWオンデマンドで
何やら不思議なタイトルを発見しました
信越放送創立70周年を記念して
2021年11月に長野県で先行公開
2022年3月より全国公開された作品だそうです

科捜研の女の「呂太くん」役で有名な渡辺秀と
第25回日本メガネベストドレッサー賞の
特別賞(今後メガネをかけて欲しい方)を
受賞したことで広く一般的に知られている剛力彩芽が主演です

ちなみにこの特別賞ですが別の年には
「AKB48」「乃木坂46」「欅坂46」「モーニング娘。′18」も
選ばれています(大ざっぱだなあ…)

剛力彩芽は2020年8月に
オスカーをやめて個人事務所で活動を始めていますので
ちょうどその頃に撮影された作品ということになりますね


きっとアンビリバボーな内容に違いないと期待して
ドッキドキで視聴開始です!

(ネタバレありです)



のどかで雄大な風景や
花火でキャッキャと遊ぶシーン
そして穏やかなBGM…
なるほど地方局の記念企画ですから
地域のみなさんとの心のふれあい物語かな?
なんて思って見てたら
闇金ウシジマくんみたいな展開が
始まるのでした
えぇぇ…

市民会館みたいなところで
おじいちゃんおばあちゃんが見て
どう思ったんだろう…
11月の長野県…
外よりも冷え冷えになったのではないでしょうか?

すると今度は
劣化版のコンフィデンスマンJPのような展開を経て
とある「昔ばなし」みたいになります
これは…面白い…のかも…!
これならおじいちゃんおばあちゃんも
安心して見れそうな展開です
視聴続行です!


と思ったのも束の間でした…
ファンタジー要素というのか
トンデモ要素というのか…
とにかく唐突すぎて意味不明すぎて
これではおじいちゃんおばあちゃんどころか
誰もついていけない事態になります
例えばこんな感じです…


渡辺秀がふすまを開けたら
旅館だったはずが部屋ではなくて道端に出ます
ふらふらと歩く剛力彩芽が居たので追いかけると
それは実は人形で
バラバラになって地面に落ちます
渡辺秀は驚いて後ろにのけぞりますが
場所はいつの間にか駅のホームになっていて
線路に落っこちてしまう危機に…!
しかし落ちたところは
何故か映画館の座席で
スクリーンには剛力彩芽と渡辺秀の
出会いの一場面が映ります
すると後ろのほうの座席から渡辺裕之が話しかけてきます
剛力彩芽は彼の娘であり
冥界の王様の妻なのだと
衝撃の事実を明かすのでした

…おわかりいただけただろうか…?

たくさんの「?」が
ハットリスのように積み重なって
流石のボクでもお手上げとなりましたよ
(そこはテトリスでええやろ)

冥界て…
もっと明快なものを頼みますよ(おっさんちょっと黙れ)


こういうファンタジーをしたいなら
また別の機会にしたら
良かったんじゃないかなあ
地方局の記念企画の映画でこれはちょっと…
誰も意見しなかったのでしょうか?


やっぱり何でもそうだけど
やるべき場所ってものを
わきまえないといけないな…
見る側の気持ちも考えなくちゃ
ひとりよがりな内容になるな…と
しみじみ考えさせられた作品なのでした
(←お前の脱線しまくりの長文感想文もそうだぞ)
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