13万だった絵が、510億になったってだけで面白いけど、その一枚に振り回される人間たちがとてもいい。
作り手のちっちゃな悪意が印象的。インタビューの言い直し使ったり、サウジの女の人は化粧チェックしてるのから使ったり。ああいう切り取り方一つでその人が愚かに見えてしまう、ある意味怖さを感じた。
「右腕と呼ばれる男」とか「傭兵」とかのジョークも楽しかったし、NYタイムズの記者のインタビューベースに、クリスティーズのスローの広告動画流すやつは秀逸でした。
そんな感じで中盤までは丁寧にいじってたけど、終盤仮面男とか、真っ暗男とかばーって出てきてちょっと雑になっていったのが残念だった。けど面白かった。
