日本で40代50代女性が主人公の邦画で女性が見たいのって余りない、またオレオレ詐欺は日本特有な(しかも女性ではなく男性を大人になっても甘やかす風潮)ものだという監督のインタビューを見て、今まで映画で観たいとか観たという選択肢は過去の映画業界が選択してきた結果から生まれてるんだなとしみじみ思った。私殆ど中年女性の映画観ないわ。
エロティックなシーンは下着や肌や舌を直接映されると、下手すると男性目線的で結構辛かった。私が間接的なニュアンスが好みだからですが。しかも詐欺男子とは性的な関係や興味はないので匂わせが濃過ぎた。
何を考えてるか分からないところや部屋の装飾や造りは面白い。佐野史郎最高。
ラストも良いのだけど痛快ではなく、日常で居るちょっとおかしな人や生き辛い人が結局サイコでしたっていうオチは、生き辛さを共感して観てた側には悲しい。
