キネマ寸評

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀のキネマ寸評のレビュー・感想・評価

3.8
ロメロ公認のサビーニによるリメイク。オリジナルのプロットを守った直系の正統派。時代とともに進化した所は女性が強い、というか強くなる。バーバラの変身が最もエキサイトな瞬間。Dayのサラよりも意思が強い。トニー・トッドのナイスガイキャラもなかなか悪くない。オリジナルと違う逆転ラストは清々しい。サビーニ監督だけにメイクや特殊効果が素晴らしく映える。車にはねられて訳わからない曲がり方したり、バリケード倒して何処人か判らないゾンビが出てきたり、でっぷりお父さんが迫ってきたり。最後のカメラシャッターが毎回微妙で気になるのだが、テレビ中継のシーンを端折ったか、バーバラが見た人間の汚さを切り取ったのか。毎度ラストの余韻が下衆い人間の勝利の様に見える。
それにしてもプロデューサー多かったりするのはこれもたかられたから?兄貴がビル・モーズリィなの最近まで知らなかった。
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