イラン第2の都市モスル。荒廃した都市で、ISISに身内を殺された者だけで組まれたSWAT部隊の戦いを描く実話ベースの作品。
オープニングから激しい銃撃戦で幕を開け、以降も常に緊張感を強いられる空気感が凄い。
アメリカの上から目線の介入はなく、そこで戦う中東の人たちの視点でのみ語られているところがアメリカの映画とは思えないし、そこに意味があるのでしょう。
ISISに身内を殺された者だけで編成されたSWAT部隊は、もはや法執行機関の指揮下にはなく、独自の任務を遂行しようとしているわけですが、最後の最後にその任務の内容が明かされた時のインパクトは強く、同時に何とも言えない切なさを感じてしまう。
ただただ恐ろしい。安全なポジションにいる人間は月並みなことしか言えない。
