イスラム国非占領期のモスルを舞台にした映画。
第二次世界大戦後最大の市街戦と言われるモスルの戦いを描いているだけあって、迫力ある戦闘シーンが絶え間なく続く。
各国の軍事組織が入り乱れる非正規戦のカオスが織りなす自分達以外全員敵の緊迫感がすごい。
国としての体を成していないイラクの苦難がありありと感じられた。
イラン革命防衛隊将校による煽り全一の歴史語りは教科書に載せた方がいいんじゃないか。
反面、メインストーリーは戦争映画というよりはヒューマンドラマに近い。
ラスト付近でそういえばアメリカ映画だったなと思い出すような展開。