YUMI

リコリス・ピザのYUMIのレビュー・感想・評価

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)
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子役としてはデカくなり過ぎ、かと言って大人の俳優として活動するには見た目が悪過ぎるティーンエイジャーと、無名の役者達のプロモーション写真撮影のアシスタントという仕事に飽き飽きした年上の女が、一緒に商売始めたり喧嘩したりしながら、最終的に恋に落ちるといったストーリー。
アンダーソン監督の映画は、作品全体を通してもそうなんだけど、こっちの予測をヒラヒラとかわして行く展開が、妙に印象に残るというか、クセになります。
でも、本作は今まで観た同監督の作品の中では一番面白くなかったです。一番の原因は、主役の二人に魅力がない事。見た目も平凡で、わざわざ金払ってまで見たくなるツラじゃないし、性格設定や行動にも全然共感出来ない。
ただ、「あれ?これショーン・ペンだよね?」と思ってたら「おおーっと!トム・ウエイツまで出て来たぜ!!」って感じで、そこだけはお得感いっぱいでした。
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