もやし

ゴッドファーザーPART IIIのもやしのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)
5.0
初見です。3だけ別格じゃね? まあ1と2があってのだから単体じゃ評価しちゃいけないんだろうけど。初めてゴッドファーザーで心打たれた。ゴッドファーザーが名作と言われている理由がようやっとわかった。
1と2だけ名作って言ってる人は正直全くわからん笑 たぶん価値観が根本から違うのだろう。



作品で伝えようとしてることがあまりにも深すぎてレビューで表現することは不可能と早々に判断笑


マイケルが今までの人生を後悔して後悔して後悔して… もう二度と同じ過ちは繰り返さないと心の底から誓ってるのに何故かどうあってもその影から逃れられない。
何なんだろうね、この人生の仕組み。
これはマイケルに限ったことじゃないんだと感覚的にだけどわかる。
本当にここまで普遍的な人生の描き方って見たことない。もはやマフィア関係あるのかどうかすらもわからない笑
ここまでマフィアから離れたマフィア映画は初めて見た。まあ映画の歴史から言うと見る順番が逆だろと突っ込まれそうだが…笑



だがラスト1時間はマフィア映画そのもの。凄まじい緊張感と本性として湧き上がる興奮。
凄腕の殺し屋なるものの本当に只者じゃない感。うごめく殺しの螺旋。

そしてラストのもう何もかもを使い尽くした灰のような後味。
一人の人間の壮大な人生が、終わった。
跡には何も残らない。
もやし

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