この映画を観てからというもの、街に繰り出しご高齢の方とすれ違う度、頭の中で愛のテーマが流れ出す。
一体どんな信条を持っているのか。
何を背負って生きているのだろうか。
それは、様々な形で見てとれるものだと思う。
生きてきた証が浮き彫りになる。
誤魔化せるものではない。
しかし、愛のテーマを背景に流すだけで、その人はたちまちゴッドファーザーになってしまう。
街中、パパだらけである。
それ程の重厚さがこの曲にはある。
ラストはとても悲しい。
マイケルには信念があった。
それを貫くだけの力もあった。
どこからおかしくなったのだろう。
そもそもが愛される器ではなかったのか。
「心が俺を裏切ったのか」