中盤から涙・涙・涙・・・
登場する役者たちのたどたどしさが、まるでドキュメンタリーを見ているようで、より一層心に突き刺さるものがあった。
実は「ワラビスタン」という埼玉の蕨市に住む外国人のことは、前から知っていたけれど、クルド難民についてはほぼ何も知らなかったというのを改めて思い知った。
調べてみると実は難民認定が下りているクルド人は一人もいないそう。
国を持たない人に、強制送還を強いていったい何処へ帰らせるというのか？
今はウクライナの難民に国から補助が出るという記事が出ていたけれど、じゃあ何故クルドだとダメなのか？クルドだけでなくミャンマーや多くの国から逃れてきた人が少なからずいると思うけれど、就労不可でこの日本でどうやって生きていくのか？
答えは出ないけど、こういった問題を考えるきっかけになったと思う。
ピュアなふたりの高校生の関係性も瑞々しくて素晴らしかった。
