埼玉県川口市に住む難民申請中のクルド人の家族の話という事で、埼玉県民の私は興味が湧きました。
埼玉も外国の方が増え、どういう事情で日本に来たのかが気になっていたからです。
そしてウクライナの事もあり、難民の方々のご苦労を知りたいと思っていました。
本作の率直な感想は、
日本の難民申請のハードルの高さ。柔軟性のない姿勢。
そしてクルド人も家族への愛情は日本人と一緒だった事。
とても胸を締めつけるラストでした。
日本政府のやっている事は、表向き諸外国と足並みを揃えたいだけの事です。
私達日本人は島国のため閉鎖的で、外の人達に対して非常に冷たい。
外国の方に愛想はいいんだけど、内心ではどうしていいのか分からない。
私は本作を観て難民の方々の事で考えさせられました…
本作は、
是枝裕和さんが代表を務める映像制作者集団「分福」の若手監督・川和田恵真さんのデビュー作。
是枝監督に似た人間の描き方、空気感があります。
あざとい演出を避けて、本物に近づけた芝居でリアリティある人間を表現しています。
ラーメンを愛する私にとって、クルド人家族が食べるラーメンのシーンがとても良かったです🍜
そしてラーメンの伏線も良き👍
脚本も手がけた川和田恵真監督はきっとラーメン好きなはず😋でなければあんな風に描けない笑