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ヒヤシンスの血のqqfowlのレビュー・感想・評価

ヒヤシンスの血(2021年製作の映画)
3.0
1980年代社会主義体制のポーランド。ゲイ絡みの殺人事件を捜査するためにゲイコミュニティに潜入した、主人公の巡査部長ロベルトだったが、婚約者がいるにもかかわらず、情報提供者の大学生アレクとだんだん親密になってしまい…

殺人事件のほうは、容疑者とか警察のお偉いさん方の顔の区別が難しくて(しかもその中に主人公の父親が混ざってるという絶望感笑)、途中まで、何が起こってるの?って感じだった。ヒヤシンス作戦だっけ、LGBTQに対する非人道的登録制度について、事前知識を入れて見るべきだった。でも社会主義ポーランドの窒息しそうな雰囲気と、それを視覚的にも表現したような暗い画面は好みで、何とか投げ出さずに済んだ。中盤から思いがけず三角関係が出現して、そっちは面白かった。
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