ひろひろ

自宅警備員と家事妖精のひろひろのレビュー・感想・評価

自宅警備員と家事妖精(2021年製作の映画)
3.3
面白かったです!45歳ニートって本当にそのまま50歳、60歳になるか、それとも社会復帰出来るかのギリギリの年齢な気がして、それが凄くリアルで悲壮感がありましたね。ハローワークの下りとかも、キツい…。これがもし35歳ならまだまだいくらでもやり直しききそう。

前に見たフリーガイって海外映画では22歳ニートがかなり母親に邪魔者扱いされていて、22歳にもなって!と怒られているのを見ると日本はだいぶニートの年齢層が高いなぁ。

横道にそれましたが。監督は27歳で長編初監督。脚本家の人も若いのかな?まだまだこれからな感じがしました。撮影期間も短かったということで、多少妥協した点も色々あるんだろうなぁとは正直思いました。今後に期待!

あ、あとは役者の演技と観客の感受性を信用して、もう少し音楽の音量を抑え目にして欲しかった。役者のセリフが聞こえなかったり、セリフだけで聞きたい所に音楽が被さっていたり。映画を観ていて初めて、音楽がノイズになることがあるのだと知りました。単に私が気になっただけですが。音楽ってその時の登場人物の心情や状況に寄り添う物で作品に必要な反面、主張し過ぎず静かに流れてるくらいで良いと思います。

そして家事妖精さん、怖すぎたので後半の展開を楽しめず。ただ、ニートに発破かけないとならないから仕方ないとは思いますが。
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