北方領土のことをより知りたいと思い鑑賞したが、この世の果てのようなショットが多く、こんな風景が広がっているとは思っていなかった。
そして、そこに暮らす人のことも想像したことがなかったので、映像で見られてとても有難い。
( テオ・アンゲロプロスの世界かと思うようなショットがいくつもある )
植生や海岸線の風景は根室かと思うほど似ているのに(日本と8kmしか離れていないところもあるからそりゃそうなんだろうけど)、国の隔たりでこんなにも印象が変わるんだな…
返還されるべき領土、というところから、そこに今生きている人たちのことを思うにつれ、そして本土に強制送還された日本人のことを思うにつれ、複雑な気持ちになる
次作は『根室』という作品を撮っているそうでとても楽しみにしている