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オッペンハイマーのポンのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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内容、英語力欠如により一部セリフが理解できなかったので、星は日本語字幕を見てからつけようかな。頼りないリスニングと、なんとなくわかる台湾の字幕のおかげで、大筋と一部セリフはなんとかわかった、くらい。

キリアンのことがあまりにも大好きすぎるので、台湾まで観に行ってきました。

映画としては本当に、本当にすごかった。前述の通り詳細な内容への理解は怪しいので、大筋理解しての感想になるのでご了承を。わー、ノーランはこういうこともできるのか、やり出したのか…という感じで、映像を見ながら惚れ惚れしてしまった。と同時に、例えば実験シーンとかは本当に複雑な気持ちになる。美しさに対する感動と、日本人として歴史を学んできたなかで培った感覚とが入り混じって、涙出てしまった。オッペンハイマーは原爆被害者や日本に対しての配慮がないわけではなく、原爆というテーマを扱う以上そりゃ日本人はそう思うよね、難しいよね、みたいな、テーマ自体が抱える不可避な困難が問題なんだろうな。だから、日本公開が怪しいのも納得だし、公開しなくてもわかるかもしれないが、しかし、公開する価値はあるのではないか。続報待ちたい。

キリアンファンという視点でのレビューとしては、もう、本当に複雑すぎる。冒頭のシーンのキリアン、あぁ、ノーランあなたは何てよくわかっているんだキリアンのことを…という感じ(何様だよ)。儚くて辛い役をやらせたらキリアンはより光るんじゃ…ってのをよくわかってるノーラン。と同時に、観たくないキリアン像もちゃんとあるので、手放しで喜べない部分もあり。にしても、なんであんなにかっこいいんでしょうね。台湾まで来た甲斐があった。ミラマーのIMAXにデカデカ映し出されるあの青い目を見ただけでもう、旅費の元が取れたよ。

という感じで、キリアンファンついに海を渡ったわけですが、色んな意味でとてつもない衝撃を受けて帰ることになりそう。良い体験でした。
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