ガスガスガスマスク

オッペンハイマーのガスガスガスマスクのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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オッペンハイマー本人が教鞭を取っていたUCバークレーのすぐ近くの映画館でバークレーの友達と聖地巡礼後に見るというミーハーも大概にせえよレベルのノリで観た。色々言われてるが映画内で日本人の気に障る可能性があるのは原爆投下の発表に大勢が歓喜するシーンぐらいで、それを含めても良い映画だったと思う。もちろん演技や映像美の観点のみで。
赤狩りの公聴会みたいなシーンのやり取りなんか3割も聞き取れてないので中身については良い悪い言えたレベルじゃない。自分の英語力も大概やけどキリアンマーフィーマジでボソボソ喋りすぎやでほんまに。
日本で公開されたら絶対観に行くぞ〜

2024/4/25

日本語字幕版観た。
赤狩りの流れを使ったストロースのオッペンハイマー陥れ計画の複雑さや、それに対するロスアラモスで関わった仲間の立ち位置から、諮問から顕になるオッピーの後悔などなど... 英語だけでは全然理解していなかった部分が多過ぎて新しい映画のように楽しめた。日本語でしっかり内容がわかる上で観てもなんで日本での公開が躊躇われていたのか分からなかった。
原爆の恐怖や何が起こったかという点も、オッペンハイマーの視点なりの表現がされていたし、何と言ってもカメオ並みの出演尺で強大なメッセージを残したゲイリーオールドマンの使い方が完璧だと思う。あのドアップでのセリフに全てが詰まってる。