Seira

オッペンハイマーのSeiraのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.8
重い腰を上げてようやっと鑑賞。
音も映像もすごい。爆発のシーンがそれはもう圧巻で。
まさにピカドンだった。
映画館で観たかったけど待ちきれませんでした。
冒頭から一気に引き込まれて3回連続で観た。
展開とショットの切り替えの速さが異様。
それでもたっぷり3時間。疲れたあ!
何回か観たくなる映画だなあ。
1回目と2回目ではOppenheimerに対する印象が変わるというか、1回目では見えなかった部分が2回目でようやく見えてくる。
モノクロのシーンではStraussが第一人称なんだけど、あくまでもずっと主役はOppenheimer。

アインシュタインが生きてる時代だもんな!ってそりゃそうなんだけどそこに感動して、この時代の科学の進歩スピードってえげつないんだろうなと。
そして天才であることと高尚であることは全く別だね。
一つの行動が本当に世界を変えた。
講演会でもどこでもだけど、みんな手放しに喜んでいるのを見ると、その先にいるのはまた人間なんだよなってところまで思いを馳せられない人間の多さに驚く。
そりゃネットでも大暴れする人が多いわけだ。
自分が起こした行動に結果苛まれることになるとしても止められないのが人間なのかもなあ。
誰かが人間は学べない生き物だって言ってた気がするような。
やっちまったなって思ったときには取り返しのつかないことってままあるよね。
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