このレビューはネタバレを含みます
なんつうか、作品賞はこれしかないと思ったな、、、
原爆の実験のシーンがこの映画のハイライトである
実験に成功したアメリカ人たちが大喜びするシーン
その瞬間に原爆で何万人の人を失ったという事実、その恐ろしさを昔から教えられてきた日本人として涙が止まらなかった
音の演出も凄まじい
実験が成功するシーンは、無音にすることによって、科学者たち息遣いがリアルに伝わってくる
そしてその段階で我々観客は爆発音を身構えることができた
ただただ虚しくて悲しいシーンだったが、映画としてはあそこが1つの区切りであり、
前半と後半のコントラストがくっきりとあるストーリー展開にも痺れた
オッペンハイマーと言う人物の感情の変化
クリストファー・ノーランの映画には心がないと思っていたが、
オッペンハイマーの人物描写は相当繊細に描いていた
日本でこの映画を見る意味がある
歴史に刻まれる圧倒的な一本