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オッペンハイマーのsのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.2
面白い。だけどそれ以上に「原爆の父」であるJ・ロバート・オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤について理解を深めることができた。広島、長崎での惨劇を知っているが逆に開発者のオッペンハイマーについて知らないことが多いとわかった。

ルイス・ストローズのシーンでモノクロが使われたのは印象的だった。

キャストがすごく豪華だと感じた。キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ラミ・マレック、ケネス・ブラナー。演技に圧倒された。
キリアン・マーフィーやエミリー・ブラントのメイクアップの技術がすごかった。

ルドウィグ・ゴランソンの音楽はストーリーに緊迫感や深みを加えていた。

Wikipediaの作品の評価の欄に被爆地描写が無いことに関しての是非についての記述があったが、個人的にはオッペンハイマーが投下後にみんなの前で話すシーンと1ヶ月後の広島の写真での描写で充分だと思った。
これ以上加えると映画の趣旨が変わってしまうだろうと思う。加えたらただの原爆を作ったオッペンハイマーを悪と決めつけ断罪する映画になっていた気がする。

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