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オッペンハイマーのおーにんのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.6
上映初日にIMAXで鑑賞した。ともかく素晴らしい。簡単に言えば1人の科学者が自分の夢を追い、その結果核爆弾を作ってしまう話。よくわからなかった人のために少し説明するとこの物語は主に3つ{正確には4つだ。4つ目はプリンストン大学の庭でオッペンハイマーとアインシュタインが映画の最初と最後に会話する所(モノクロとカラー)}の時間軸で構成されている。
1つ目はオッペンハイマーが学生の頃からマンハッタン計画を成功させ、トルーマン大統領がいるホワイトハウスにシーン(カラー)。
2つ目はストローズを商務長官に任命するかの
公聴会のシーン(モノクロ)。
3つ目はオッペンハイマーへの共産主義の関わりを尋問を行うシーン(カラー)。
この主に3つの時間軸で丁寧に構成されたのがこの映画だ。このことを頭に入れて、映画を見るとわかりやすいだろう。
ここからは私の感想だ個人的には1つ目は宮崎駿の「風立ちぬ」に少し似ていると私は感じた。科学者の欲望により世界を変えてしまったという点を描いていてとても興味深かった。
トリニティ実験のシーンはとてもリアルで正直恐ろしかった。音響と映像の迫力は近年稀に見るレベルの映像体験だ。キャストも素晴らしいキリアン・マーフィーやフローレンス・ピュー、ロバート・ダウニー・Jrは歴史好きの私から見ても本物に見えるぐらい似合っていた(特にロバート・ダウニー・Jrはいつもと雰囲気が違い驚いた)。
この映画は完全に理解するのはとても難解だがそれでも私は日本人だからこそ見るべき映画としてオススメできる。
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