すっっっっごい映画。原爆の父オッペンハイマーの人生と感情を追体験する作品。天才と呼ばれ歴史に名を残した人物が、何を感じ、何を考えたか、その一端を知ることができる。
学問の進歩、ナチスとソ連の脅威、戦争をやめない日本、栄光と苦悩と批判と称賛。日本人の誰もが知っている「原爆」という脅威を、人はなぜ生み出してしまったのか。オッペンハイマーもアインシュタインも、功績とともに罪を負った。彼らにとって世界がどう見えたのか。白黒つけられない混沌の経緯を感じることができる。
3時間の超大作だが、ずっと頭を使っていたせいか、体感はそこまで長くなかった。事前に背景知識を予習するのを強くオススメします。
