ノーラン作品を初めて映画館で観ました。
ここまでがっつりアメリカ視点で原爆を描いた作品を見たのは初めてだと思う。そういう意味ではとても新鮮な映画でした。
観るぞ!理解するぞ!と気合を入れてみたので、概ね理解できたし、長さの割には集中力も切れず最後まで観れました。
映画館でないとこの集中力で観ることは出来なかったと思うので、映画館で見ることをお勧めします。
が、個人的には好きではないです。
これを面白いと言うのは違うなとも思う。どちらかと言えば知れてよかった、観れてよかったという印象。
やっぱり不快感も覚えるし、この不快感が間違っているとも思えない。投下場所を決める会議のヘラヘラ感や、大統領のオッペンハイマーに対する態度も、被害を見た上で割り切れてるのかと思うと不快でした。
ただ、戦争に勝利したい気持ち、兵士に帰ってきて欲しい気持ちはどの国も一緒だから、なんとも言えない部分もあるなと。
実験に成功した後の喜びようと、原爆投下後、戦争に勝利し、オッペンハイマーが自分の行いをひどく後悔しているように映る場面の対比は素晴らしかった。
今後の世界への不安を感じつつも、それとは裏腹に成功を祈り、静かに実験をみつめる演技も良かった。
周りの科学者たちも責任を感じていたであろうことがアインシュタインとの会話から想像できた点も良かった。
変にエンタメに振ってないのも良かった。
追記)忘れてたおもろsexやってた、唯一笑える部分
2024
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