ぱりぱり

オッペンハイマーのぱりぱりのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.5
Power stays in shadow.

クリストファーノーランがオッペンハイマーをどう捉えているか気になる。この映画見て捉え方が分かれたら喧嘩しちゃいそう笑
ノーラン流の反核映画とか言われてるけど本当かいな!罪悪感とか自己憐憫は何も生み出さないし、ただ自分を守ってるだけだろう。哀れな悲劇のヒーロー的に描かれているように感じてしまう。でもところどころちょっとした描写でノーランがオッペンハイマーを批判的に見ていることは分かるような分からないような。

権力はあらゆるところに存在していて、あらゆるところに見え隠れするものだと、働き出してから知った。私の今年の目標のひとつ、思ったことを言う、納得のいかないことは納得がいかないと表現することの大切さを再認識すると同時に、その厳しさをひしひしと感じる映画だった。それでも個人が自立して考えることをやめずに強く生きなければいけないと思った