このレビューはネタバレを含みます
24-12-28
色んな意味で疲れる映画です
まずは日本でも無事に公開されてよかったです。
この作品を日本で公開できないなんてことになれば、残念という言葉では言い表すことができないですからね…
まず構成について、長すぎるという感じはなかったですが、序盤はかなりわかりづらいです。
オッペンハイマー自身の公聴会はわかるんですが、ルイス・ストローズの公聴会も混じってくるので、「これはいつのなに?」状態で、正直眠ってしまったところもありました。
核実験以降は、かなりよかったです!
核実験のカウントダウンは胸が締め付けられる思いでしたね…
広島に投下された後の挨拶も、参加者からの称賛と裏腹に募るオッペンハイマーの後悔がよく表現されていたように思えます。
たしかに広島・長崎の直接的描写がなかったことは残念ではありますが、作り手の反核メッセージはしっかりと受け取ることができました。
それ故に、プロモーション段階の騒動は残念でなりませんね…