恐怖より人智を超えた美しさが勝った。あと音楽が最高。
実験を経て現実世界に生み出してからやっと人類にとっての脅威となり得るのだと気づき、そこから贖罪を背負うことに畏怖するタイムラグはとても人間的。ラストは過去への反省というよりは、原子爆弾が世に蔓延した現在及び未来に対しての警鐘であったのも良かった。
TENETの時も思ったが大きなストーリーさえ追うことができれば、あとはリアリティとして蓄積されていくので雰囲気でもいける気がする。ロスアラモスに住んでいた原住民に対しての扱いのほうが広島長崎よりもどちらかといえば雑に思えた。
それよりもバーベンハイマーの吹聴だとか明らかに映画を観た上での世間ののほうがキモい