休日の映画館で鑑賞、
そのほとんどがご年配の方ばかり。
一組のカップル以外若者が見当たらない。
監督曰く、自身の息子(10歳)に、
「最近の10代は原爆に無関心だよ」
と告げられたことに衝撃を受け、
今作の撮影に至ったそう。
講演時の皮膚が爛れていく女性は、
監督の娘を起用している。
どちらかというと、映画の内容よりも、
こうした議論の必要な問題を、
昨今の日本のメディアでは、
放送することすら封じて来たことの方が
問題のような気がする。
世界中の人間が目を背けてはならない、
問題を提起した、監督渾身の作品。
原作の本が三冊出版されているので、
機会があれば読んでみたい。