このレビューはネタバレを含みます
監督特有の徹底した演出、時間軸を交錯させる手法によって作られた、ドキュメンタリー的な側面を持つ伝記映画
あまり面白いつまらないで評価できる感じではなく、レビュースコアも迷いどころ
アカデミー賞はすっかり娯楽性よりも社会的に大事な内容かどうかが重視されるようになりましたね
夢を見る前にもっと大事な現実があるよねと、たぶん反発する人も多いと思いますが私はその姿勢を支持します
ジャーナリズム精神と言いますか、政府の汚い部分を大っぴらに描いてこれまた大っぴらに賞をあげちゃうあたり、アメリカは民主主義が機能してるなと思います
アメリカでの公開当時バービーと合わせた悪ふざけがネットで流行っていましたが、実際この映画を見てみるとどういう神経で盛り上がっていたのかよくわかりません
茶化せる要素ゼロです
自国のスポーツ選手が活躍すると国民が自分のことのように喜ぶように、自国の「やってしまった人」を見ると自分が責められているように感じるのでしょうか
精神的な防衛反応として茶化さずにはいられなくなったのかな
