bluemercenary

オッペンハイマーのbluemercenaryのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.0
賛否あれど科学者として偉業成し遂げた戦前と、政争に巻き込まれ不遇となった戦後。
ふと思い出したのは、エニグマ解読のアラン・チューリング。
彼同様、不世出の天才は政治の駆け引きの前では無力となる。

180分の長尺が全く気にならなかった。
1分たりとも飽きさせない見逃せない物語は、人並みに"業"にまみれて、人並み以上に"栄華と悲劇"を経験し、人知れぬ"絶望"を目撃した偉人伝。
復習して再鑑賞しなくては。


*追記
1.
実際のところ、多士済々の学者をマネジメントした最高司令官的な評価も凄いすね。
全員のベクトルが一致する訳も無いから、戦後の事態になったところは致し方無かったのでは。

2.
共産主義/ソ連の台頭がヤバすぎて米国首脳が混乱していたのは事実で、実際にスパイは暗躍してたでしょ。
bluemercenary

bluemercenary