tomoya

オッペンハイマーのtomoyaのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.6

初めてのIMAX!!!
やっとやっとIMAXを初体験
せっかくなので、グランドシネマサンシャインの日本最大スクリーンで😌
ここで見るために見るの我慢してたんだから笑

まずびっくりしたのは予約時笑
ほぼ埋まってるじゃん!!!
熊本でほぼ満席なんかほとんどありません。
同時間帯の熊本は1人も予約してる人いませんでしたよ?笑

コンセッションも雰囲気抜群だし、スクリーンどうこうよりこの空間が好きかも!
落ち着いたら会員ですね😌
帝国のマーチ聴きながらエスカレーター上がるのですら興奮して笑
M列の端っこでもスクリーンの大きさに圧倒されて笑
周りの客の会話も映画好きそうな話ばかりで1人で楽しんでた笑
いやーすごい👏
音響で席がビリビリしたし!!
上質空間😌

お上りさん感満載の感想は置いといて、作品の感想を。

アカデミーを取る取らないに関わらず、この映画は見ると決めていました。
ノーランだからとかでもなく、日本人としてこの映画は見るべきだと思ったから。
ノーランが創造したオッペンハイマーであっても、アメリカ目線で原爆が描かれることは間違いなく、被爆国である日本もアメリカの目線で見ることは大切なことだと思います。
特に私たち20代からすれば歴史上の出来事の1つでしかありません。こればかりはしょうがない。
だからこそ映画をとおして、目線は違えど、脚色はあれど関係者の機微に触れることが伝え繋げていくことの一助になると思います。

世界史で学んだオッペンハイマーは正直「原爆を作り上げてしまった人」くらいしか印象にありません。列強よりも先にっていう話も聞いたことがあるかな程度。
日本から見れば、大悪人。
この印象が映画を見てどうなるか。

エンドロールは下を向いてしまうほど、考えてしまった

トリニティの時はどういう感情になっていいか分からず、思わず涙が零れてしまいました。
喜んでるオッペンハイマー達の様子と、その後待ち受けている悲劇を同じ重さで考えたとき、本当にいたたまれない気持ちになって、感情が行方不明になりました。
その後日本という言葉がたくさん出てくるようになるけど、毎回心臓をグッと掴まれたような感覚になって、怒りとも憔悴ともとれない感情になった気がします。

科学は必ず兵器と結びつく。
彼自身の思想はともかくとして、一科学者から政治家的な姿に変わっていく様は、見ていて苦しかった。
純粋に理論上での科学を追い求めるだけであれば彼はどうなっていたのだろう。
政治って恐ろしい。戦争って恐ろしい。

オッペンハイマーの周りの人物たちの描写については史実に基づくものだし、話を難解にさせたり、人間模様を描く面白さがあるのは分かるけど、ちょっとだけノイズだった気がします🤔
ストーリーが引き立ったかと言われると、なんか違う気がする

ノーランしか出来ない爆破や、IMAX意識の映像美(IMAXで見れてよかった)は素晴らしかったと思います👏

そして音楽はテネットに続き、鬼才ルドヴィク・ゴランソンでしたが、相変わらずすごかったなー
トレモロをかなり使用していましたが、これは喜びと罪悪感の狭間で揺らぐオッペンハイマーと心の動きを描いたのかなと思います。

歴史は繰り返すのか。戒めとなりギリギリで踏みとどまるのか。全てはひと握りの人間の選択に託されています。
「作った者に責任は無い。人々が恨むのは落とした者である。」
簡単に言及されてるけど、この言葉の重みを皆知ってほしいなと思います。

久しぶりの長文レビューになったけど、自分の思ったことをしっかり言語化はまだ出来ていない気がします。
IMAXで見れて本当に良かったです😌

p.s
明日はいよいよ新居に!
どんな生活が待ち受けているかなー🙄
どこ行っても人人人に慣れないと、、、笑
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