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オッペンハイマーのrecoのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.0
面白い映画度 ★★★★☆
笑える映画度 ★☆☆☆☆
深い映画度  ★★★★☆
泣ける映画度 ★★☆☆☆
良い映画度  ★★★★☆
難しい映画度 ★★★★★★

日本人の事は無視されて制作されたような映画。
別に自分はアメリカに原爆を落とされた事に対しては、何の嫌悪感も無いのでその部分は問題無いのですが、翻訳の内容や注釈の無さに対して、英語圏の人以外は観ないで結構的に受け止めてしまいました。

ですので、まず初めにこの映画を観てみたい方は、必ずWikipediaでオッペンハイマーの人生を読んでから鑑賞する事をお勧めします!
膨大な量の字幕に対して、2つの時間軸で、この当時の世界情勢の説明も全く無い状態でストーリーが進むので、自分は着いて行くだけで精一杯でした。
あとは登場人物もめちゃめちゃ多いので、相関図的な物も見といた方が良いと思います。
正直史実なので背景が分からないで観るよりネタバレ状態で観た方が楽しめます!

ストーリー展開からすると、ノーラン監督らしく相変わらず難しく作られていて、マジでどSな監督さんだなぁと思いました(笑)
でも終盤の盛り上げ方は流石でしてたけど!
印象的なシーンはアインシュタインと言葉を交わすシーンと奥さんとの強い絆を再確認するシーンが個人的に好きでした!

そしてこの映画の醍醐味と言えば、とにかく豪華なキャスティング!
挙げたらキリが無いので書きませんが、
あれ?あのボヘミアンラプソディのラミ・マレックがこんな役で出てる!なんて思ってたらやっぱり重要人物でした(笑)
そんな感じであっちこっちに有名な俳優さんがキャスティングされてました!
あとは今回のダウニーjrは何かロバートデニーロを彷彿させるような演技で味がありました!

次に音楽。
音楽の使い方は絶妙に良かったのですが、効果音と言うか爆発音みたいなのが大きすぎてめっちゃ怖かった。お陰で寝ないですみましたが(笑)

あとオッペンハイマーって人に対しては
自分の作った兵器で軽く何十万人も殺せてしまうなんて、想像もつかない世界過ぎて全く感情移入出来ませんでした。
また原爆を作った理由としても、自国の兵士を守る為や抑止力の為に作った訳ですが、そもそも人の命はどの国のどんな立場の人でも同じ命な訳であって、選民思想がある方なんだなぁと強く感じました。
まぁユダヤ人なんで、色々ありますよね。
あとは原爆を作り始めてから、8月7日までに投下する迄のスケジュールがカツカツ過ぎてたのにはびっくりしました!
あとちょっとの事であのタイミングで原爆が投下されて無かったら、どんだけの人の人生を変えたんだろうと思うと、このマンハッタン計画に携わっていた人等の影響力に想像を絶しました。

最後に
広島や長崎に原爆を落とされた事に対して抵抗を感じてる人はあえて観ないで良いと思います。
ちなみに自分は観て良かったです。
reco

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