劇場鑑賞作品。
今年のアカデミー賞受賞作品でクリストファー・ノーラン監督作品とくれば、上映時間が３時間だろうと、膀胱が持つか不安だろうと、登場人物が多い上に時系列が前後しお話がややこしかろうと、観るよりほか、ない。
で、だ。
事前にモノクロのパートはロバート・ダウニー・Jrのパートだということや、ザックリ言うとオッペンハイマーが原爆の開発に成功し日本に落とし、偉くなったらロバート・ダウニー・Jrに目を付けられてスパイ疑惑をかけられちゃうという物語だと知っていたから、なんとかついていけた（理解した訳ではない）が、前知識ゼロで観ていたら訳が分からなかっただろう。
不穏な音楽や早い映像展開はクリストファー・ノーラン監督作品らしさがあり、濃厚な作品を観た、という充足感は得られるものの、エンターテイメント作品として楽しめたのかは自分でもよく分からない。
オッペンハイマーが女好きなのはよく分かったし、役者陣の演技も総じて良かった。
特に聴聞会のシーンで椅子の上でキリアン・マーフィとフローレンス・ピューが全裸で絡み合うシーンは度肝を抜かれた。想像のシーンであるものの、実際の撮影現場を想像し、役者根性のようなものを感じた。
色々と印象的なシーンはあったが、星は４つという気分の作品ではない。星は３つ。3.7くらいか。
あと、アルベルトのふっくら体型よ。
