最初は場面の入れ替わりが多くて、着いていくのが大変だった。
でも3時間あっという間で音楽のおかげもあって没頭できた。
実験のシーンはこっちまで緊張した上に、成功して皆が狂ったように喜んでいるのを見てむしろ恐怖を感じた。
実際に日本の地名が出されて投下場所を決めている時、あっさりと京都が除外されるのが生々しくて苦しかった。
話的には原爆投下がメインではなく、オッペンハイマー自身の物語だった。
完成後、開発者は携わらず大統領のひと声で都市を潰す。その責任は誰にあるのか。
世界を破壊してしまうものを作り出してしまったと葛藤するオッペンハイマーを見て、今この瞬間にも世界を破壊できる核が存在することを、初めてちゃんと意識した。
