公開して1週間。やっと観れた、、
とにかくすごかった。圧巻でした。
さすがオスカー7部門受賞しただけある。
ストーリー、映像、スケール、音響、キャストのキャラクター、演技力、すべてが素晴らしかった。
日本でももっと早く公開して欲しかった。
クリストファーノーラン監督の作品は基本的に内容がかなり難しくて自分は理解するのにすごい時間がかかるねんけど、今回は違った。
天才科学者ロバートオッペンハイマーが原爆というとんでもない兵器を造るまで、造ったあとの苦悩を描くヒューマンドラマやったから、難しい場面もあったけど人対人って感じのストーリーで観やすかった。
キリアンマーフィーがこれでオスカーの主演男優賞取ったのは納得。
彼の綺麗な目で演じる演技がすごい。
瞳の奥で何かを感じてるような表情が印象深かった。
助演男優賞を受賞したロバートダウニーJr.の悪役っぷりも素晴らしかった。
オッペンハイマーに対する尊敬してた気持ちから少しずつ憎らしく感じていくストローズの複雑な心境の変化を見事に演じてて、元アイアンマンとは思われへんかった。さすがです。
そして脇役を固める俳優陣が超豪華。
エミリーブラント、マットデイモン、ジョシュハートネット、フローレンスピュー、ケネスブラナー、ラミマレック、ケイシーアフレック、ゲイリーオールドマン(一瞬だけw)などなど。
アインシュタインを演じてた俳優は大好きなドラマ『フレンズ』でロスの元妻エミリーのお父さん役を演じてたな。
そのときはちっちゃいオッサンってイメージやった。笑
これだけキャストを集められるノーラン監督やっぱすごいわ。
第二次世界大戦の後半、ロシアに対抗すべく目的で造られた兵器の原爆が敵国としてアメリカに降伏せずに戦い続けてた日本に落とされた。
アメリカは世界一の大国やってことを世界に示すための見せしめとして。
当時のアホな大統領の指示でね。
日本はとんでもない被害を受けたけど、アメリカにとっては圧倒的勝利で誇らしいことやったんよな。
描かれた方がアメリカ目線でリアルやったし、今もアメリカのほとんどの人たちはそう思ってるんやろうなって感じた。