原爆の父、オッペンハイマーの原子爆弾の開発、原爆投下の葛藤、苦悩を描いた作品。
クリストファーノーラン監督の作品の中では比較的、時系列はわかりやすく描いており、
観やすかったですが、登場人物の多さと社会情勢の流れ、歴史を読み解くのが難しく感じました。
俳優陣の演技は圧巻で、また、音響の迫力が素晴らしかったです。180分の作品でしたが、あっという間に終わるぐらい見応えがありました。
また、ストーリーが進むにつれ日本人として中々、客観的には見れない生々しいシーンも多く、かなり心に重く響きました。
素晴らしい科学者でありながら、敵国より先に兵器を作らなくてはいけないジレンマや原爆投下後の後悔、科学者としての葛藤、アインシュタインの言葉が印象的でした。
観てて辛く、感情がわからなくなるくらい考えさせられる作品でしたが、観て損はないと思いました。
