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オッペンハイマーのasperinのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.8
「光には粒子性と波動性がある、二つは両立しないように見えるが物理学では両立する」
オッペンハイマーの初講義での言葉がこの映画のテーマを表している。

光の粒子性と波動性、核開発による名声と後悔、人間としてのオッペンハイマーと科学者としてのオッペンハイマー、人の気持ちや考えというのは往々にして二項対立にできるものではなく、二面生を含む物である。
相変わらず映像の美しさ、時系列がずれているのにも関わらず何故かスッと入ってくる構成、反戦映画とも戦争美化とも取れない伝記映画としてのバランス、ノーラン映画作るの本当にうますぎですわ(?)
個人的にはキリアンマーフィーのお顔が大好きなので幸せだったのと、エミリーブラントが強すぎて陰鬱した後半のアクセントになっていて良かった。あとザボーイズのあの子も出てたなあ。ノーランの映画をずっと見ていたい
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