3時間も寝ずに見ていられるかなと前日から心配していたけれど、意外にあっという間。これはいつの話なのか？とか、この人誰だっけ？みたいなことが多々ありつつ、最終的には科学者vs政治家。
私たち日本人がよく知る広島長崎は凄惨な状況だっただけに、これであの凄惨さは思い描けるのだろうかとか、先住民のインディアンたちってどうだったのかなとか、なんか物足りなさもあり。
対人兵器として科学が利用されれば、そりゃ罪悪感は生まれるだろうよと素人でもわかるのに、何故加担していくのか？
自分の理論を実現することへの欲望が勝ったんだろうと思うと、当然の罪悪感としか思えないし、戦争を止めるためとは言ってたけど、何十万人もの日本人の命が失われることはわかっていたし、生きていてもその人がどうなるのかは想定していただろうし、色々モヤっとする。
この映画がたくさんの賞を受賞しているところを見ると、私は日本人だから違った感情を持って観てしまうのだろうか。
とにかく。
No more war.
誰も幸せになってないよ。
