もうこのオチは落語ですか。堪らん。
ノーラン監督のオチのつけ方が毎度斬新で震える。
映像通りの明暗を分ける2パートで話が展開していき、どうやってラストに着地していくのか想像がつかなかったがそこは監督の手腕。
この2パートの明暗が結びついてとんでもない皮肉というのか監督の怒り、科学者の探究心と資本主義国の資本主義的でない政府への警鐘にも感じた。
そしてこの手のヒストリーの話って淡々と時系列に沿ってエピソードを展開して、少し脚色をつけて盛り上げたりするんだけど、それを超えて2パートと音楽や効果音、シーンの切り方で後半に連れてピッチを上げてくる鬼才すぎる演出。
他の監督ならつまらなくなるような話も飽きず3時間を楽しめた。