歴史愛が暖かくて、うるっときた。
ノーランが、本当に愛を持って作り上げたのをひしひしと感じた。
50000円くらい払いたいくらいの満足度。
ウェスアンダーソン並みの文字量で字幕を全て理解しながら追うのは、かなり難しい。ただ、ノーランにしては割とわかりやすい作りの映画だったのでギリ耐えました笑
1番記憶に残ったセリフは、大統領が「落としたのはお前じゃない、私だ」って怒ったところが本当に辛かった。思い上がるな、と。博士、戦争、自分、敵対国、全てに対する複雑な思いが全部入ってて涙出た。
オッペンハイマーは、日本に行っていないし、実際の現場を目にしたわけではない。
想像とか伝えられた話でさえ、ここまで追い詰められる。"被爆者はこんなものじゃない"とかもっと悲惨だとか言う意見をよく見るけど、伝えたかったのはそうじゃないんだろうな、と。
物凄く、世界の歴史をフラットな視線で描けていて、本当に監督の世界愛を感じた。
最初から、切り返しを使い使いの、最後の最後問い詰められるところで一気に波が来て、こっちの心臓もバクバク。切り返しの効果の使い方がすごい、音量の使い方もすごい。始終ドキドキしてた(ハラハラじゃないよ)
最低限の歴史的知識は必要なので、受験期の記憶引っ張りつつ考えてたもう一回みたいなー(観ないけど)
ドルビーでみたいなー