英国御用達の敏腕エージェント:オーソン・フォーチュン。今回彼に与えられた任務は100億ドルで取引される謎の兵器を回収するというものだったが、その任務の裏には巨大な陰謀が隠されていた。
ガイ・リッチー×ジェイソン・ステイサムの5度目のタッグ作。共演にヒュー・グラント、ジョシュ・ハートネットという豪華な顔ぶれ。特別感のない平凡な映画だった。「ロック・ストック・トゥ・スモーキング・バレルズ」や「スナッチ」みたいな複雑さやサプライズは皆無でただのスパイ映画といったところ。アクションが微妙に盛り上がり切れてなくてガイ・リッチー監督ならもっといいの撮れると思うんだろうけどなとがっかりした。コメディ要素もそこまで多くなくて本当に物語としての特徴のない映画だった。でも俳優たちの演技のおかげでなんとか作品の上品さを保ってる感じ。ヒュー・グラントの演じるユーモアがあってそれでもって最強のレジェンドの風格を醸し出す大富豪がよかった。
「マッシブ・タレント」と設定が似ているとこがあって中盤ずっとニコラス・ケイジが頭にいた。
