トランスマスター

ノースマン 導かれし復讐者のトランスマスターのレビュー・感想・評価

5.0
♯44 いざヴァルハラへ

舞台は895年
北欧の島国ラプシ王国
主人公はヴァイキングの王子アムレート
叔父フィヨルニルに父ホーヴェンディル王を暗殺され母親も攫われてしまう。
数年が経ちロシアで略奪を繰り返す
ヴァイキングの狂戦士として逞しく成長したアムレートは、親子で行った謎のワンコロの儀式で父親からの

「私が敵の剣に倒れたら
仇を討て さもなくば
永遠の恥厚に生きろ」

の言葉通りに父親の無念を晴らすため
自らの身分を奴隷に偽装し復讐への旅に出る
剣戟ファンタジー・サーガです。

◆良い点/注目ポイント
・民俗学者監修の完璧な時代考証、衣装や武具、建築様式までこだわり抜いた映像は、RPGマニアには堪りません。

・【魔剣 ドラウグル】
材料と製法:大蛇ヨルムンガンドの腹の底から
希少な秘密の鉄を取り出し
巨人族ヨトゥンの骨と錬成
人の血で焼き入れ

性能:軽くて切れ味は鈍らず
折れない曲がらない
聖剣エクスカリバーのように一般人には引き抜けない。

外観:刀身にルーン文字の描かれた長剣
↑ 天叢雲剣 (あめのむらくものつるぎ)
(草薙剣)みたいでとてもエモいです。

◆改善点
・9世紀の北欧で神話の女戦士ヴァルキリーが歯の矯正をしています。

◆総括
・中世ヨーロッパの世界観と北欧の奇祭、耳に残るBGM、ほんの少しのファンタジー要素が絶妙なバランスでした。

『指輪物語』や『Game of thrones』が大好きな方にオススメです。

-2023年44本目-