夢か幻か。夫と共に暮らす女性作家が、ある晩から夜な夜な仮面を付けた男に襲われるスリラーっぽい作品。
【キャスト】
メイ・ライアー:ブレア・グラント
テッド・ライアー: ドリュフ・シン
監督は、ナターシャ・ケルマーニ氏
【ストーリー】
女性向けのハウツー本(自己啓発本)などを執筆しているメイは、次回作のアイディアに悩み中々筆が進まずにいた。
そんなある日、夫のテッドと寝ていた彼女の家に仮面を付けた男が侵入してくる。慌てふためく彼女に引き換え淡々と仮面男に対処する夫。いつもの男だろと軽く流している。
次の日、この日の態度で口論となり夫は家を出てしまう。そして、その夜から毎日毎日、謎の仮面男はメイを狙って家にやってくるのだが…。
【総評】
公開中のMEN、同じ顔の男達と同系統の作品。彼方が同じ顔の男なら此方は仮面を被った男が物語の軸になる。
本作の方は、ミソジニーな攻撃を我々は受けてるんだと訴える形を取りつつ被害者意識の塊であるメイを皮肉った作りにも見えるので割りかし面白かったし、詩的な表現で本筋を観客に投げていたMENよりとっつきやすかった。
【あとがき】
スリラーとして紹介せずに開き直ってコメディと紹介しても良かったかも知れない。後半はそれくらい滑稽な作品。